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高血圧とむくみ治療に使われるラシックスについて

2019年10月09日

ラシックスとは高血圧の治療に用いられる薬で、フロセミドという成分を有効成分としています。
フロセミドには、体に溜まっている余分な水分を体の外に排出して血圧を下げる作用があります。
ラシックスは、ループ利尿薬という種類に分類される薬です。
ループ利尿薬は腎臓の尿細管において、塩分(Na)とカルシウム(Ca)の再吸収を抑えて尿の量を増やす働きがあります。

尿の量が増えることで血液中の水分が減り、体全体を循環している血液量を減らすことができます。
それに加えて血管壁の塩分も減るので、血圧を下げることに繋がるのです。

ラシックスを高血圧の治療に使用する際には、運動療法や食事療法などと組み合わせて治療を行うとより効果が期待できます。
食事療法では、塩分を控えて塩分を排出する働きのある緑黄色野菜などを多目に摂ることが大切になります。
ラシックスは、利尿薬の代表的な薬とされています。
ループ利尿薬は、ヘレン係蹄上行脚髄質部という尿細管がループ状になっている部分に作用するためループという名前が付きました。

ラシックスを服用すると尿の量が増えるので、トイレに行く回数も必然的に増えます。
そのため外出時などは尿意をもよおす事があるので注意が必要です。
ラシックスを服用して重い副作用が現れることは滅多にありませんが、薬が効きすぎて血圧が下がり過ぎてしまうことがあります。
血圧が下がり過ぎると、めまいや立ちくらみを起こすことがあるので注意が必要です。

また、利尿効果が強いので脱水状態になってしまうこともあります。
副作用は、高齢の場合には出やすいので特に気を付ける必要があります。
他の降圧薬を併用している時にも薬の効き目が強すぎたり、副作用が出やすくなります。
それからごくまれにですが、アナフィラキシーショックや血液成分の異常、不整脈などの重い副作用が現れることがあります。
吐き気や耳鳴りがしたり、息苦しさを感じるといった副作用も報告されています。

フロセミドはむくみを取る効果もあります

ラシックスに含有されているフロセミドには、血圧を下げるだけではなくむくみを取る効果もあります。
むくみとは血液やリンパ液などの組織液の流れが悪くなり、細胞の隙間などに水分が溜まってしまった状態のことをいいます。
むくみはどうして起こるのかというと、いくつかの原因が考えられます。
その中の原因の1つとして、腎臓や肝臓の働きが鈍くなり体に水分が溜まることによって生じることが挙げられます。

フロセミドには、腎臓に作用して尿量を増やす非常に強い利尿作用があります。
尿量が増えることで体内の水分量を減らすことができ、それによってむくみも解消されます。
そのためラシックスは、むくみの治療にも用いられています。
心臓病・腎臓病・肝臓病などに伴うむくみを解消することを目的にしています。
また、生理前の症状としてむくみが生じる場合などにも使われることがあります。

それからラシックスは、心不全の治療にも用いられています。
心不全は心臓の機能が低下して引き起こされる様々な症状のことをいいます。
心不全になると肺に水が溜まって、呼吸をするのが苦しくなってしまうことがあります。
しかしラシックスを服用すると尿量が増え、体の水分量が減って血圧が下がります。
その結果として心臓にかかる負担が減るので、体を楽にすることができます。

ラシックスにはむくみを解消する効果がありますが、血液中のカリウム(K)やナトリウム(Na)が減ってしまう電解質失調の副作用が出ることもあります。
電解質失調が起こると、喉が渇いてしまったり力が入らないなどの症状が現れます。
ですからラシックスを服用する際には、定期的に血液検査を受けて異常がないかをチェックする必要があります。

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