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日本人が高血圧になりやすいとされる理由

2019年12月23日

塩分を多く摂ることで高血圧になりやすいと言われますが、40代の日本人の内、実に2人に1人が高血圧に陥っていたり、もしくは軽い症状を発症しています。
よって国民的な病気でもあるのですが、日本人は他の民族よりも高血圧になる可能性が高いということが明確になりました。

高血圧になる要因として、まず日ごろから塩分を摂りすぎている傾向があります。
日本人の1日当たりの摂取量は10g程度となっていますが、アメリカやヨーロッパでは8g程度というデータがあります。
よって国際的に見ても日本人の塩分の量は平均値を上回っていることが分かります。

これは日本の調味料に要因があると考えられます。
大豆製品を発酵させて生成される味噌や醤油は、運分濃度を濃くすることで熟成されやすいため、ほんのわずかな量でも塩分がかなり多いです。
また以外にも鰹節や海藻類にも塩分が多いと言われています。
海水にはナトリウムが溶け込んでいるため、その中で育った魚や海藻は水分を抜いただけでも、塩分はしっかりと凝縮されています。
和食は海の幸を利用した食材が豊富なため、どうしてもナトリウム濃度が高い食生活になりがちなのです。

また、肉類を食べる量も高血圧と大きく関連しています。
欧米諸国では脂肪分の多いハンバーガーなどを主食にすることが多く炭水化物をたくさん摂る必要がなくなりますから、塩分の量もほとんど必要ありません。
しかし日本人は肉類も食べつつ米も食べる民族のため、少量の塩分ではご飯が進みにくいと言った特徴があります。
ご飯を食べられるように漬物やみそ汁などの一汁三菜の食事スタイルが芽生えたのですが、高血圧になる人は後を絶たないと言われています。
脂肪分が少ない和食は健康食ともされていて国際的にも流行していますが、塩分をどのように減らしていくかが唯一の課題となってしまいました。
よって体に悪いとされる脂肪分は時として塩分の過剰摂取を防いでくれることから、ある程度食事が欧米化する方が高血圧は免れる場合があります。

日本人に多く見られる高血圧のタイプについて

高血圧には脳卒中などのリスクが高いとされる仮面高血圧が一般的に有名です。
例えば病院で血圧を測定した場合は正常であるのに対して、家庭で測定すると異常なまで血圧が上昇する場合があります。
このような人は血圧が日中は穏やかで、夜になると急激に上昇しやすい傾向があります。
ほとんどの病院は昼頃に血圧測定をすることが多いため、早期に高血圧だと判断するのが非常に難しいという弱点があります。
仮面高血圧の悪化を防ぐためのは家庭にも血圧測定器を設置しておいて、数値を日ごろから調べてみると良いでしょう。
また高齢者ほど動脈が硬直して血圧が時間によって数値にズレが生じる傾向があります。
早期発見が難しいため、疑いのある方は医師に診てもらい、時間帯によって検査を推奨してもらうことも可能です。

また人の血圧は通常就寝中に最も低下して、寝起きと共に上昇するといったリズムがあります。
ところが深夜まで起きていたり、朝くらいに寝て昼頃起きるような生活をしている人は血圧にも混乱が生じるのです。
このようなスタイルを早朝高血圧と言いますが、まさに現代人の誰しもが起こりうる症状なのではないでしょうか。
血糖値は低下と上昇を睡眠のサイクルによって調整されるため、生活が乱れることで症状が悪化するケースがあります。

また早朝高血圧は内臓脂肪型肥満を抱えている人に多いと言われます。
これは欧米化した食生活を送りすぎて、日本人が本来持つ血圧が正常でなくなる症状がよくみられます。
高血圧は自分で早期発見することが難しいため、どうしても症状が悪化しやすいです。
少しでも予防するためには、味噌や醤油の量を日ごろから減らして、内臓脂肪型肥満の体質にならないような身体を作り上げていくことが重要です。

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